まちの木こり人育成講座 レベルアップ講習会
実践間伐 かかり木の処理 2008年11月16日
平成20年度の最終回は、森林施業のうち最も実践的かつ重要である間伐作業における、
かかり木の処理方法の講習を行いました。
荒廃した人工林を再生するには、間伐を行うことが必要です。このような間伐をすべき森林
は手入れがされずに混み合っているのが現状です。そこで間伐すればかかり木になるのが当たり
前、かかり木をいかに早く、体力を使わずに、安全に、急斜面であってもそれを一人で行わな
ければプロに近づけません。
まず、受け口と追い口がどんな体勢で
あっても正確に切れることが基本です。
その後、場面に応じた受け口と追い口の
切り方とツルの働きを学び、実践しま
した。急斜面でフェリングレバーを
使って回して倒します。
(左)合わせ切りは、垂直なかかり木にし、だるま落し
で横に倒します。(右)枝のかかり具合を見て、つるの
左を少し、右を大きく切ると残ったつるを軸に反時計
方向に回って倒れます。玉落し、だるま落しなど危険な
作業ばかりです。
チェンソーの歯の入れ方、ツルの残り具合により思わぬ方向に倒れてきます。
この他にも多くの処理方法がありますが、十二分な
注意力の基で作業を行うことが重要です。
間伐後の切り株をチェックして自分の癖を覚えてくだ
さい。チェンソーの持ち方で殆ど修正できます。
希望の勉強会は事務局まで。
11月24日(植樹)30日(チェンソー使ってみよう)です。