「まちのきこり人育成講座」初級編・第2日目     

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 前日学んだことを早速確認するべく、重い雨雲から青空がのぞき出す中、カッパも真新しく「きこり人」らしい出で立ちで向井F1の森をじっくり歩きました。

 鈴鹿森林組合向井作業所前の集合場所からフィールドの入り口までふだんなら歩いて20分くらいで着くところ、立ち止まっては木を見上げ草の匂いを嗅ぎ、1時間以上かけてあるきました。100種以上ある“向井の森”樹木リストを片手に、「マツカゼソウ、くさい」「いやいい香りだよ」と語り、「エゴノキ」「それは自分のこと」とこじつけたり声に出したりしながら木々の名前を覚えていくと、まるで我が家の庭のように親しみが深まります。

今回は、森林の実態を学ぶことがテーマで、よく観察し森林の実態を理解することが目的です。

横倒しにした伐木は、土や種子の流出を防ぐダム
                の役割を果たします。

 →
 鹿の食害にあてまるで
  バナナのように皮をはがれた
              杉。

←こんな
3センチ
ほどの芽でも
その直根の
長さは約3







 手入れされて、日が差し込むようになるとスギだけでなくケヤキなど広葉樹の実生種もたくさん芽を出してきています。植樹のさい、直根を切られてしまった苗木は育ちにくく、また、せっかく大きく育っても倒れやすかったり地すべりを起こしたりしていまいます。

このF1の森で植樹した木がすくすくと育ってほしいとの願いから、森林の風では、直根を守って植樹する方法と各種の鹿害対策を勉強中です。さてその秘策は?

興味のある方はぜひ「まちの木こり人育成講座」へどうぞ。

《今後の開催予定》

   67日(日)・・・・・初級編

614日(日)・・・・・チェンソーメンテ チェンソーの基本 目立て 手入れ

   712日(日)・・・・・応急手当 森林内での怪我対策!!

 

   
                         多くの参加をお待ちしています。