多度山の健全化を目指す森林ボランティア入門講座の
技術指導を行いました
2009年10月10日・17日・24日
桑名市が3日間開催した、多度山を健全にし、緑豊かで美しい森林に再生させるための
「森林ボランティア入門講座」の技術指導を、当会が行いました。
水源地域にある荒廃した人工林を健全な森林にしようと、当会が提唱する「水源の森プログラム」
として独自に作成した小冊子『水源の森プログラム 光 土 水 風』に基づいて講習を行いました。
水源の森は土壌が大切といった森林の働きや森林施業を行う上でのマナーとルールをまず
理解していただきました。
次に、健全な森林に再生するための具体的な施業方法を体験して
いただきました。
安全作業は、テキストどおりに行うことにより確保されます。
選木は森林の将来を決める重要な作業、慎重に、いろいろと検討しながら
伐倒木を決めます。
伐倒木は枝を払った後、等高線上に置き土砂、種子の流出を防ぎます。
枝打ちには、安全ベルトを必ず着用します。
4mの一本ハシゴに登ってもらいました。最初は腰が引けて
いましたが、すぐに慣れ幹の裏側も残さずに枝を打ちました。
作業の後、樹冠が空き青空が見えるようになり、地面に光が
差し込んできました。また、幹も枯れ枝がなくなりすっきり、
きれいになりました。
毎月第3土曜日に、当講座の修了者が中心になって多度山の再生に
取り組んでいます。頑張ってください。
事務局 桜井