第3回 まちの木こり人育成講座が 6月11日 亀山市加太にある資材置き場と向井の森で開催されました。
今回の講座内容は 「山の道具と使用方法、作業道・観察道作り」。
12名の参加者を迎えて 午前中は資材置き場で山作業で使用する道具の紹介。 草刈機、測量用コンパス、
測量用ポール、メジャー、鳶、ワンタッチラダー、安全帯・・・等など これから山で使うことになる実物を手に
しながらの解説が行われました。
午後は向井の森に移動。 炭焼き跡がある舞台場で 紙ネッコンを使ったケヤキ・山桜・マテバシイの
植樹の実演の後、 講師から トグワ、鳶を使った作業道作りの説明が行われ、全員で大ケヤキがある尾根
に向かう斜面で作業道作りを行いました。
受講された皆さん、今回も “何か”を持ち帰って頂けたでしょうか。
1つでも身につける為には ただ説明を聞くだけでなく メモを取って後で読み返す事をお奨めします。
講座の第4回目は、7月9日、講座内容は「間伐の基本・山で使うロープワーク」。
今回と同じ 向井の森と資材置き場で 間伐の基本と 山で必要なロープワークを勉強します。アイの作成も
予定していますので お楽しみに!
No.3
資材置き場にズラリと並べられた
山の道具の数々。
講習は、測量で使う50mのメジャーを
巻き取るところから始まった。
ちゃんと、スムーズに引き出せるかな?。
測量用コンパスは水準器で水平を取ってから、スコープを覗き込む。
気持ちが安定を望むのか、つい足を持ってしまう。 これが金属だと冬場は冷たい。
50:1の混合燃料を作っているところ。
こんな基本的な事柄一つ一つを、自分でできることが実は大事なんですね。
第1回まちのきこり人育成研修の時に紹介されたバイオブロック「紙ネッコン」の実演風景。
作業は簡単! 浅い穴を掘って欅の苗木が入った紙ネッコンを置き、軽く周りを埋めるだけ。
鹿の食害を防ぐための忌避材を入れておくことも忘れない。
斜面で作業道作りの実習。
斜面の下側に間伐した丸太を置き、トグワで土を引き寄せる。
あまり力を入れすぎないことが 疲れないコツ。