 |
11月2日作成 |
地拵え作業では 刈払い機を使って刈払い作業を行うが、腕の太さほどの潅木をどんどん刈っていたら
新品の笹刈刃でも30分もすると 切れ味が鈍くなってくる。 又出来るだけ短く刈ろうとして 草に隠れた石に
当てたりすると ジャイ〜〜ンという心臓に良くない金属音がして大事な刃が無くなる事も。
そこでどうしても欠かせないのが目立て作業。 これをしないで刈っていると やたら疲れて事故のもと。
切り株を利用して
笹刈刃の目立てをしているのは
島崎山林塾を主催する
あの島崎洋路先生なんです。
御年78歳とは思えない身のこなしで
休憩の合間にも 時間を惜しんで
我々に目立ての指導をして下さいました。
(記:森人)
目立てといえば まずヤスリ。
笹刈刃の場合は 刃の大きさにもよるがφ8〜10mmくらいの丸やすりを使う。
角度を決めて ひと刃飛びに 丁寧に研いだ後、刃を返して残りの刃にヤスリをあてる。
もう1つ目立てに欠かせないのが
アサリ出し(写真の赤い柄のF字)。
アサリのない笹刈刃は 摩擦抵抗が大きくて
まず切れない・・といってよい。
写真のFの字クンは "アサリ割り器”といって
アサリ幅が一定以上にならないように ストッパーがついているので
初心者でも 安心して使える。