森林の風活動報告             2006年10月17日 

     天龍村での広葉樹の人工林育成活動

天龍村への遠征は今回で4回目。
作業は、体力が勝負の地拵えですが
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年後100年後の豊かな森林を夢見て活動しています。

 約3.5ヘクタールの皆伐地は、胸高直径10cmに育った雑木や、岩肌に水が流れ土壌が見えない程でした。
 立つのも難しい急斜面での地拵えは、毎日が勉強で植生の豊かさを感じながら、“森林づくり”は伐倒技術だけではないと、多彩な知識の必要性を実感しています。

 

NPO初年度は、実践勉強が欠かせないとの考えから、冬季の間伐請負を敢行、今年の6月からは長野県天龍村の佐々木さんの山で南信州林業の小笠原氏と広葉樹の人工林育成活動を実践しています。  
今回は、「島崎山林塾」の島崎洋路先生が、3日間女性林業家3名(1名は森林所有者)と共に実践作業に来られました。女性林業家を育成中の先生はますますお元気で、KOA森林塾生7名の久々の再会も重なりました。11月に入ると、植樹の開始です。栃・桂・ミズメ・栗・胡桃など地質に応じた植樹をします。毎年の春の山菜収穫を楽しみにしながら、山の生育も調査したいですね。              
記 瀧口