第2回まちの木こり人育成講座が5月14日 三重県亀山市加太にある 「向井の森」で開催されました。
今回の講座内容は 「フィールド調査と施業目標作成」。
まちの木こり人を目指す13名が参加者し、午前中は林道を歩きながらの植物観察の他 風倒木地や手入れが
遅れた山の現状の説明を受け、今回新たに整備を進めている間伐見本林では、講師から 林業の現状や
緊急間伐の必要性の話、この森で森林の風がこれから進めようとしている活動内容などについて説明が
行われました。
午後には全員で9.2haのフィールドを1周しながら、植生観察や各フィールドの施業計画、境界の見方等の森の
ルール解説が行われました。
受講された皆さん、今回も “何か”を持ち帰って頂けたでしょうか。
講座の第3回目は、6月11日 この向井の森のフィールドで「山で使う道具の使い方及び作業道・観察道作り」
を予定しています。
No.2
林道わきにはウワミズザクラ、マメガキ、アカメガシワ、コウゾやオオキジノオ、稜線では胸高直径60センチのケヤキ、ツブラジイ、アオダモ、タブノキ・・・・・野草から高中木合わせて100種以上が記載された植生表を持って、各自が確認した植物にチェックを入れていく。
皆さん熱心に周りを見ていますね。
今、整備を進めている間伐見本林で山の説明をしているところ。
直径3mぐらいの大きさで丸く石が積まれているのは炭焼き釜の跡。
この近辺で数箇所確認されている。
かつてはこの山でコナラやクヌギを炭にして町に出していたのだろう。
これから新らしい価値を
ここから作っていかないと・・・・。
全員で フィールドを1周する。
9.2haの広さ、傾斜を考えても約400m四方なのだが 実際歩いてみると なかなか足応えがある。
フィールド上部にある杉の植林地帯を歩く。
絞り丸太用の樹種が植えられているのだが
鹿の食害が著しい。
森林の風は、鈴鹿森林組合のご厚意により 倉庫の一部や休憩室などを利用させてもらっている
写真左は 倉庫内でフィールドに向かう前の打ち合わせをしているところ。
写真右は フィールド歩きの後、休憩しながら次回の説明をしているところ。